早期退職後の生活設計|年金・お金・家族との過ごし方

早期退職募集

この記事では、早期退職を決めた理由、退職を決断する際の心境、そして今後の計画についてお話しします。この記事が、早期退職を検討している方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

早期退職の背景:老後資金の現実と向き合う

近年、物価上昇が続き、年金だけで生活することが難しい高齢者が増加傾向にあります。2023年の「国民生活基礎調査」によると、年金だけで生活している高齢者世帯は41.7%にとどまり、約58%の世帯が年金以外の収入源に頼っているのが現状です。このデータからも、老後の生活設計、特に年金以外の収入源や老後資金の確保がますます重要になっていることが分かります。

2.将来の収支予測:キャッシュフロー表の活用

早期退職を決めるにあたり、将来の収支を予測するためにキャッシュフロー表を作成しました。キャッシュフロー表は、将来の資金計画やライフプランニングを可視化する上で非常に有効なツールです。教育費、住宅購入、車の買い替え、子供の結婚など、大きな支出が予想される時期と必要な貯蓄額を明確に把握できます。

また、年金制度は、会社員の場合、国民年金と厚生年金の「2階建て」構造、さらに確定拠出年金や企業年金があれば「3階建て」構造となっています。これらの年金をどのように受け取るか(一時金か年金か)によって、老後の資金計画は大きく変わります。FP協会のキャッシュフロー表や年金ネットなどのツールを活用し、自身のライフスタイルに合わせた資金運用方法をシミュレーションすることで、将来への不安を軽減することができました。

FP協会のキャッシュフロー表

年金ネット

早期退職を決めた5つの理由

私が早期退職を決断した主な理由は以下の5点です。

住宅ローンの完済間近: 残りのローンを割増退職金で完済できる見込みが立ち、毎月の支出を大幅に削減できること。

子供の独立: 子供が社会人として独立し、教育費の負担がなくなったこと。

妻の仕事と収入: 妻が安定した収入を得ており、家計を支えてくれているため、経済的な不安が少ないこと。

年金シミュレーション: 夫婦の年金と確定拠出年金を合算した結果、老後の生活費を十分に確保できる見込みが立ったこと。

家族の理解: 家族全員が私の決断を理解し、応援してくれたこと。

退職届提出時の心境:葛藤と安堵

退職届を提出するまでの数日間は、過去の思い出が蘇り、「本当にこれでよかったのか」と葛藤する時間もありました。しかし、提出後は不思議と心が軽くなり、安堵感に包まれました。妻に報告した際には「長い間、本当にお疲れさまでした」という温かい言葉をもらい、この決断が間違いではなかったと確信することができました。

まとめ

早期退職は人生における大きな決断です。しかし、家族との綿密な相談、将来を見据えた周到な準備があれば、前向きに進むことができます。私自身、これらの準備を通して不安を乗り越え、新しい生活への期待を持つことができました。今後は、この経験を活かし、早期退職後の生活や新たな挑戦について発信していく予定です。ぜひ、今後の記事もご覧ください。

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